地盤改良について
家を建てる前に、まずは地盤調査を行います。
その結果によって地盤改良を行い、地盤を補強することが必要となります。
地盤改良には主に「表層改良工法」・「柱状改良工法」・「鋼管杭工法」の3種類の工法があげられます。
ここでは、それぞれのメリットとデメリットを紹介します。
【表層改良工法】
基礎の下にある軟弱地盤全体を、セメント系固化材を使用して固める地盤改良工法。
さまざまな土質に対応可能ですが、適用できる深さは地表から2mです。
メリットは、改良地盤が小さく、軟弱地盤が浅い場合、比較的安価ででき、強度も維持できます。
デメリットは、施工した人のスキルによって地盤の強度にムラができる可能性があり、不同沈下の原因になりやすい。
【柱状改良工法】
現地の土とセメント系固化材を混合して、3m~8mの柱状の補強体を地盤内に築造し、建築物を支えます。
30坪前後の建物で、約30本前後の補強体が必要です。
メリットは、改良後の地盤強度を長年にわたり維持することができ、支持地盤がなくても施工可能な場合もあります。
デメリットは、地盤内部の現状復帰が非常に難しく、多大な費用(30本前後の補強体の撤去のため)が発生します。建物を解体して更地にした場合、土地の売買時等に問題として挙げられることもあります。
【鋼管杭工法】
小口径の鋼管を使用して杭状に貫入し、住宅の荷重を直接堅固な支持層(岩盤等)に伝えることができる工法。
土質が悪い場合や支持層が深く、表層改良工法や柱状改良工法では届かない場合にこの工法を採用します。
メリットは、3階重量建物でも構造設計上、問題なく支持地盤に支えられる杭工事として安心できます。
デメリットは、騒音や振動が大きく、コストも比較的かかることが多いとされます。支持層が無い地盤では施工ができません。
地盤調査はとても重要です。
ニューハウスは信用できる地盤調査会社に依頼しています。
安心、安全な建物を建てるために社員だけではなく、協力業者さんと共に日々がんばっています(^^)/